山形の芋煮会は日本一の野外料理

アウトドア料理といえば本場はアメリカやカナダなのではと思いがちですが、日本だって昔から行われていたのです。戦国の世の武将たちの楽しみの一つに鷹狩りがあるのですが、その際共の者達は鍋釜類などの調理器具を持参し、お殿様が腹が減ったと言えばすぐに食事の支度にかかるべく準備万端整えていたのです。

 

渋谷 鉄板焼き

 

メインディッシュはウサギや鹿などの焼肉と、イモや野菜などの煮込料理だったのでは推測されますが、美味しかったでしょうね。そして食後は野点(のだて)をして新茶などをたしなむのでしょうが、案外これが野外料理のはしりかもしれません。

 

はらへった池袋

 

野外で大きな鍋を使った煮込料理といえば芋煮会でしょうか。今や東北地方の秋の行事としてすっかり有名になっています。家族単位や職場単位、仲良しの友人同士が河川敷などに集まりサトイモを使った鍋料理をこしらえて、和気あいあいと舌鼓を打つとあっては羨ましい限りです。この行事の起源は江戸時代でサトイモの収穫を祝うという意味合いから始められたと言います。

 

 

 

サトイモを栽培するようになったのは主食の米がもし不作であったらその代わりになるというのが、その理由のようです。またこの芋煮会を町おこしの行事として年中行事にしているところもあります。中でも有名なのが山形市の日本一の芋煮会です。

 

肉萬

 

平成元年から始められたと言いますが、6mの大鍋に里芋3t、牛肉1.2t、コンニャク3,500枚、ネギ3,500本などが入れられているとあっては圧巻というしかありません。隠し味に日本酒50升、砂糖200kg も使われているというからこれも驚きです。名前のとおりこの芋煮会は、まさに日本一の野外料理と言えるかもしれません。